空き家

※もし私の保有する空き家が他人に損害を与えたら!と思うと怖くなり… 調べた結果を備忘録として残します。

空き家を放置中?”  もしそうなら固定資産税が6倍になるのを知っておいたほうがいい。 

空き家の所有者の実に7割が放置をしているそうです。

別の住宅に住替えをして放置、親や祖父母から相続したまま、当面は売却や賃貸をするつもりがなく放置、別荘を使ってないまま放置・・・そんな空き家が全国820万戸と増えています。

  最近でも、古いビルの外壁や看板が落下したり、浮浪者が住みつき火事を起こしたりと事件に発展するケースが頻繁に見られるようになり、倒壊、景観上の影響など近隣周辺に悪影響を及ぼすように深刻な問題になっています。

 そこで現れたのが、国策として空き家対策を進める特別措置法。これに該当すれば空き家をそのまま放置すれば固定資産税が6倍になるということがわかりました。

最悪のシナリオは「強制対処」で負債者へ

 

特別措置法に該当した場合、たとえ空き家でも勝手に撤去することは財産権の侵害になるので、すぐに強行策は取られません。しかし市町村レベルで調査し、該当するならば助言から始まり、特に早急に対策が必要な空き家を「特定空家等」にみなされ措置が講じられます。

措置の順番はこうです。

「改善への助言と指導」⇒「勧告」⇒「命令」⇒「強制対処」

ここで注意しなければならないのが、「勧告」があると、土地に対する固定資産税の特例(優遇措置)が除外され、土地の固定資産税が3~4倍に増額さること。

さらに「強制対処」では、猶予期限までに改善を完了するのが原則。ここで問題なのが改善の費用は所有者負担なので、所有者が負担できなくても、市町村が負担し費用を後から所有者に請求してきます。

勝手に数百万円単位で負債が出来てしまう。こんな恐ろしい事態が待っています。

措置は市町村の基準に委ねられていますから、周辺住民への影響が多ければ強制行使もあるのではないのでしょうか?一般には「空き家対策特別措置法」=「強制撤去」という認識が広まっているのはこのあたりが原因のようです。

まとめると、

「空家等対策の推進に関する特別措置法」の施行により、

 空き家を放置すると4段階の措置が始まる。

 「勧告」があると特例が除外され土地の固定資産税が3~4倍に増額

 措置の最終段階は「強制対処」される。

「強制対処」の解体費用は市町村が負担し後から所有者に請求され負債が発生

 

空き家を解体できない理由

 

これを知って、私も怖くなり、両親から相続した家を解体をしようと考えましたが、調べてみると、家を解体すると固定資産税の特例から外れ固定資産税が34倍になってしまい、さらに解体費用は木造で坪2万円~3万円かかり、私の場合木造で坪3万円、70坪で210万円かかるので断念。解体費用+固定資産税増加分の負担はとても大きなものでした。※固定資産税の特例:土地が建物の敷地の場合、住宅1戸につき敷地200㎡までの固定資産税を1/6200㎡を超え床面積の10倍まで1/3に軽減する措置。

しばらく途方に暮れていましたが、これではいけないと思いアマゾンで関連書籍を購入し勉強をすることに。

 どうする?親の家の空き家問題―誰も住まない親の家の有効活用・価値を引き出す実践基礎知識 (ゆうゆうBOOKS)大久保 恭子 ()

この本には、こう書かれていました。

今までは、空き家であっても建物が建っていれば、どんなに荒廃していても固定資産税の軽減が受けられましたが、税制改正後は、改正前の約6倍を収めなくてはならない可能性も出てきました。もはや、空き家のまま放置しておくことは、損を招く事態になることが明らかです。

家は、住まないと老朽化が激しく進む。その理由は日本の高温多湿が原因で虫が住みつき被害が大きくなり、水回りも3年でメンテナンスしないと使えない、外壁も長雨の時期は高温多湿でカビや微生物が木を腐らせ、いずれぼろぼろになってしまうのです。

私の実家もそうですが、築30年は経っているので、耐震基準にもあわず、痛みも激しく解体するにも210万円かかると言われましたし、賃貸で貸そうにも、トイレ、台所、お風呂、壁紙、床を新しくしなければいかないので、リフォーム屋に相談したところ、350万円以上かかると言われ、とても家賃で回収できるとは思えず、現実的ではありませんでした。

そこで、残る手段は1つ。私の場合、家の売却しかありませんでした。

業者に騙されずに空き家を高く売る8ステップ

 

家を売るのは初めてなので「どんな営業をされるのか?」「損するのではないか?」と不安がよぎり、まずはネットで徹底的に調べてみました。3日間、いくつかのサイトを見て回ったところ、こんなステップが見えてきました。

業者に騙されずに空き家を高く売る8ステップ

 ステップ1:無料の一括査定見積もりサイトを利用し複数の会社に一度に査定を依頼する

 ステップ2 全ての査定額が全て揃うまで行動しない

 ステップ3 一括見積もりの査定額を冷静に比較する

 ステップ4 良さそうな3社に絞りメールと電話をして対応を確認

 ステップ5 対応力と査定価格を比較しながら慎重に検討する

 ステップ6 3社から売買契約する会社を1社選び交渉を始める

 ステップ7 交渉前に仲介手数料、諸費用、税金等々を調べておく

 ステップ8 交渉時には、希望最低価格を決めて嫌ならNO!という意思を持つ

 

この流れに沿って家を売れば安心できそうですよね。

空き家を持っているのなら、まず初めにやることは、ステップ1の複数の会社に査定を依頼することから始めます。私も以下の点に絞って、ネットでの無料一括見積もりサイトはどこが良いのか?を調べてみました。

 何社と一括見積もりが可能か =業者数が多いと比較対象が多くなり安心

 利用者数はたくさんいるか? =利用者が多いのは相対的に安心できる

 一括見積のスピードは早いか? =1社でも見積もりが遅いとチャンスを失う

 一括見積もりサイトの対応は良いか? =トラブルは事前に回避したい

 

などを元に調べた結果、私の基準に合ったのは無料一括見積もりサイトのイエウールさんでした。

・全国で1200社と提携している。

・既に450万人が利用している。

・60秒で査定依頼ができる。

・ネットでの評判は良い記事が多い。

と満足できる内容でした。もし、あなたが私のように空き家を持っているのなら、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に該当する前にそして家の解体の「強制対処」を回避するためにも、「家を高く売る8つのステップ」を参考にして、まずはイエウールさんで一括見積もりから初めてみてはいかがでしょうか?

まずは空き家で損しない為の第1ステップを始める

次回、私が家を売却できた様子は、また機会を設けて書きたいと思います。空き家をお持ちの方の不安解消の手助けになれば嬉しいです。備忘録として書いた文章ですが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

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